観測と数値実験に基づく内部磁気圏の環電流イオンによるULF波動の励起機構の研究

• 研究課題/領域番号: 24KJ0101
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分17010:宇宙惑星科学関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 山川 智嗣 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)

研究開始時の研究の概要

地球近傍の宇宙空間(内部磁気圏)における最大の変動である磁気嵐時には、環電流(keV帯の粒子)が発達し、地球の双極子磁場が大きく乱れる。このとき、環電流との波動粒子間相互作用により、ULF波動(mHz帯の電磁波動)が励起されることがある。しかし、環電流起源のULF波動の励起機構や空間分布については不明な点が多く、本質的な理解には至っていない。本研究では、磁気圏電離圏結合されたモデルを用いて、実際の磁気嵐時の内部磁気圏環境・ULF波動の励起や空間分布を調べ、最新の衛星観測データとの比較を行いながら、環電流起源のULF波動の励起機構に関して定量的な理解を目指す。