研究課題
特別研究員奨励費
本研究は、江戸時代日本のニュートン主義を、文献学的手法と実験機器の調査の両面から検討することを目的としている。江戸時代の日本にはオランダを通じて様々な蘭書が持ち込まれていたが、その中にニュートン主義も含まれており、志筑忠雄や帆足万里がそれらに取り組んだ。先行研究では、江戸時代のニュートン主義を実験機器の観点から検討するということが抜け落ちていた。本研究は文献学的検討に加え、日本やヨーロッパに残されたニュートン主義に関係する実験機器の検討を行うことで、江戸時代日本のニュートン主義理解に新たな光を当てることを目指す。