研究課題/領域番号 |
24KJ0222
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
大形 綾 関西大学, 法学研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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研究開始時の研究の概要 |
本研究は、新型出生前診断(以下NIPTと略)に焦点を絞りながら、ハンナ・アーレント思想と生殖医療技術の交錯点を特定し、そこから日本におけるNIPTのありうべき活用方法を考察することを目指すものである。 NIPTは、妊婦から採血をすることでダウン症を始めとする染色体の病気の有無を調べる検査であり、それは「命の選別」につながると批判されている。ホロコーストを生きのびた哲学者アーレントの思想は、人種差別のみならず優生思想への根本的な批判を含むとともに、人間がこの世界に誕生することへの力強い肯定をも含んでいる。アーレント思想を用いることで、NIPTの導入と利用に関する有意義な視点が明らかになるだろう。
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