「巨大分子の利用」「体積分率の調整」「界面自由度の上昇」という 3 つの指針に基づき ブロック共重合体を設計・合成することで、準結晶・Frank-Kasper 相の普遍的な構築法を確立できると強く期待される。この設計指針を基盤とし、世界に先駆けて準結晶・FK 相を形成する高分子材料の物性・機能・応用を目指す。 具体的には、巨大分子としてかご型シルセスキオキサンやフラーレン、対するポリマーとしてオリゴ糖やポリイソプレン、ポリスチレンなどを用いてブロック共重合体を合成し、物性評価することで、準結晶やFK相の形成が力学特性へ与える影響について調査する。
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