公共的意思決定における多元的共通善の検討：除去土壌問題を題材とした集団討議実験

• 研究課題/領域番号: 24KJ0296
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分10010:社会心理学関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 相馬 ゆめ 北海道大学, 文学院, 特別研究員(DC1)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円); 2026年度: 700千円 (直接経費: 700千円); 2025年度: 700千円 (直接経費: 700千円); 2024年度: 900千円 (直接経費: 900千円)

研究開始時の研究の概要

本研究の射程は，異なる価値が両立困難であるような公共的意思決定場面で，価値の違いを乗り越えて合意形成に至る，議論の場のあり方の検討にある。本研究は，除去土壌の福島県外処理問題を題材とするが，当該問題では経済的・科学的な合理性の追求という価値と，既に負担してきた住民への配慮という価値の両立が一見困難である。集団討議実験により，討議データや質問紙の回答などを多角的に分析する。以上より，対立する価値を両立させる議論の場のあり方を明らかにする。