sクォークを含むハドロン間力の理解に向け、3つの研究を進める。 (1)重要な未解決問題「Λハイペロン-核子相互作用の荷電対称性の破れ」の機構を、J-PARC K1.8/K1.1ビームラインにてガンマ線精密分光実験を遂行し、明らかにする。 (2) より一般的な理解のために、相補的にK中間子-核子や、Λ-Λ、Ξハイペロン-核子などの異種粒子間相互作用の研究も行い、Λ-核子間相互作用との違いを明らかにする。 (3)J-PARC高強度化に向け、次世代DAQシステムの実験導入の検討も行う。近年開発が進むストリーミングDAQを部分的に導入し、システムの性能評価を行い、既存のシステムとの代替の可能性を検討する。
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