植物ホルモンであるジャスモン酸イソロイシン(JA-Ile)は、F-boxタンパク質COIと転写リプレッサーJAZのタンパク質間相互作用(Protein-Protein interaction, PPI)を誘導する分子糊(Molecular Glue)として働き、COI-JAZ共受容体形成を引き起こす。本研究では、複雑なCOI-JAZ共受容体システムを持つ世界三大作物(イネ、トウモロコシ、コムギ)に適用可能な共受容体サブタイプ選択的PPI誘導リガンドの開発を行うことで、これらの植物におけるJAシグナル伝達の理解と制御を目指す。
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