ガンマ線観測を利用したハッブル定数の測定~ハッブル問題解決に向けて~

• 研究課題/領域番号: 24KJ0545
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: バクスター ジョシュア稜 東京大学, 宇宙線研究所, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円); 2025年度: 500千円 (直接経費: 500千円); 2024年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)

研究開始時の研究の概要

本研究は、ハッブル定数を測定する新たな方法を開発することを目的としている。ハッブル定数は宇宙の膨張速度を示す指標であり、この数値を正確に把握することは宇宙の歴史や未来を理解する上で非常に重要である。従来の方法とは異なり、本研究ではガンマ線観測を利用してハッブル定数を測定する。ガンマ線とは、非常に高いエネルギーを持つ電磁波で、宇宙の極めて遠い銀河から放出される。

本研究では、MAGIC望遠鏡とLST（Large-Sized Telescope）の共同観測により実現される高感度観測により、ハッブル定数の測定がより精密に行えることが期待され、宇宙の大規模な構造や進化についての理解を深めることができる。