家庭のエネルギー消費に関する研究により、消費行動を追跡する手法の複雑性とその不確実性を明らかにした。したがって本研究は、既存の研究課題、データ、新しい手法を使用し、環境社会学の研究領域に位置付け、データサイエンスを繋げる学際的な方法を用いて、日本の家庭エネルギー消費量・CO2排出量の傾向を見出す。 また、データサイエンスにより、排出量が多い家庭の属性を複数の特徴量(地域・収入・年齢・構成など)で同時に解釈する。その複数の属性により新しい(年収別世帯などの従来の分類と異なる)家庭グループを構築し、様々な低炭素行動に対する受容性を最大化し、削減量を最大化する家庭部門における低炭素への道筋を探究する。
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