研究課題
特別研究員奨励費
脆弱X症候群はFMR1遺伝子の5’UTRのCGG配列が異常伸長することにより精神遅滞、自閉スペクトラム症を発症する疾患である。これまでFMR1遺伝子を欠損したマウスがモデル動物として使用されてきたが、げっ歯類でヒトの症状を再現することには限界がある。そこで本研究は小型の非ヒト霊長類であるマーモセットにFMR1遺伝子の変異を導入したFMR1変異体を作製しその表現型を明らかにすることで、FMR1変異体が治療薬開発に応用できる有用なモデル動物であることを示すことを目的としている。