都市下水処理においては、属人的な活性汚泥の顕微鏡観察が行われてきた。また近年では、益々の省力・省人化を目指し、深層学習による高度な水処理の研究が進んでいる。しかし、顕微鏡観察結果の自動化や深層学習による活用についてはまだ十分な研究がなされていない。 そこで本研究では活性汚泥顕微鏡画像の深層学習による解析とその活用に取り組む。 具体的には、活性汚泥に対して連続的な顕微鏡観察を実施する設備を構築し、得られた画像から深層学習により情報を抽出する手法を確立する。さらに得られた情報と流入水質や処理水質、また細菌叢との関連性を明らかにする。
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