研究課題
特別研究員奨励費
本研究では、当研究室で同定されたアストロサイト由来のAβ分解酵素であるKLK7に着目し、その発現制御メカニズムの解明を目的とする。これまでの検討により、Klk7 mRNA発現量は急性的なAβ刺激下で上昇し、慢性的なAβ刺激下で低下することが明らかとなっている。Aβ急性刺激によるKLK7発現上昇機構には、活性化アストロサイトにおける転写促進が関与すること、Aβ慢性刺激によるKLK7発現低下機構にはエピジェネティック制御が関与することを着想した。本研究ではこの仮説の証明を目指す。