本研究では,2種のレーザー光学系から成るセンサシステムを構成し,観測精度評価および数値モデル化を行う.相対位置・姿勢の6自由度決定を行うためにはセンサシステム間でのミスアラインメントが生じたり,システムの搭載数が増加したりすることによって超小型衛星に搭載することが困難となってしまう.そこで,ミスアラインメントの考慮を楽にしながら小型衛星への搭載を見据えたシステムを提案するため,2つのセンサシステムを統合した統合センサシステムを構成し,6自由度の観測精度評価および数値モデル化を行う.その上で各センサシステムを使用した際の観測誤差や,その他の外乱を考慮した上で高精度FF制御を行う手法の提案を行う.
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