研究課題
特別研究員奨励費
言語学の小分野である形式意味論では,自然言語の文の意味を記号論理学を用いて記述する.しかし,記号論理学には論理体系が無数にあり,それぞれに長所と短所が存在する.特に,記述力を強くすると,真理値の決定性などにおいて直感と反する結果が得られるため,記述力と直感さはトレードオフにある.本研究では,自然言語の文の論理構造を記述する上で必要十分な論理体系はどのようになっているかを特定することを目標とする.