研究課題
特別研究員奨励費
求心性迷走神経はさまざまな生理機能の適切な調節に重要な臓器感覚神経であるが、その活性や機能を調整する具体的な機構はよくわかっていない。私はその機構を担う因子としてGPCR(Gタンパク質共役型受容体)に着目したが、100種類以上もの迷走神経GPCRのうち、迷走神経における機能を解析されているGPCRは一部にとどまっている。そこで本研究では、GPCRの下流シグナルである4種類のGαシグナルに着目し、求心性迷走神経におけるGαシグナルの機能解析を通じて、迷走神経GPCRシグナルの機能の網羅的・体系的理解を目指す。