研究課題
特別研究員奨励費
これまでの高解像度電波観測によって,惑星形成の現場である原始惑星系円盤の構造が詳細に調べられ,従来理論の予想よりも早い段階で惑星が形成される可能性が示唆された.一方従来の惑星成長理論に基づくと,円盤構造が示唆する惑星はガスを捕獲してすぐに成長してしまうため,なんらかの過程で惑星成長が抑制されなければならないという問題が指摘されている.本研究では,固体微粒子の成長が円盤ガスの温度と電離度構造に与える影響に注目し,それが惑星形成・成長に与える影響を明らかにすることでこの問題解決を試みる.これを通して早期惑星形成過程を探求する.