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近年，再生可能エネルギーの１つとして洋上風力発電が注目されている。洋上に風力発電を導入する場合，洋上の発電所と陸上の需要地を結ぶ，海底ケーブルを介した送電システムが必要となる。本送電システムとして，コスト低減の観点から直流送電の適用が注目されている。一方，直流送電は事故に弱い課題がある。直流送電内で事故が発生し，適切に対処できなかった場合，事故の悪影響は送電システム全体に波及し，送電の長期停止を引き起こす懸念がある。これは，大規模な洋上風力発電を導入する上で大きな弊害となる。そこで本研究では，洋上風力発電用の直流送電を対象として事故時の対処法を検討し，供給信頼度を向上する目的で研究を行う。
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