磁場閉じ込め型核融合炉のでエネルギー回収を担う液体金属ブランケットでは、強磁場と電気伝導性高い電気伝導性を持った液体金属の電磁気的な相互作用により生じる巨大なMHD (Magnetohydrodynamic) 圧力損失が重要な課題となっている。しかしこのMHD圧力損失は、ブランケット流路内面を液体金属と共存性のあるα-Al2O3被膜やZrO2被膜で電気絶縁することや流路形状を工夫することにより、大幅に低減させることができる。本研究では、酸化被膜による電気絶縁や流路アスペクト比の最適化によるMHD圧力損失抑制効果に対して熱流動実験と数値流体シミュレーションの双方からアプローチし、検証を行う。
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