研究開始時の研究の概要 |
金属イオンと有機配位子からなる分子性金属イオンクラスターは、金属イオン間の相互作用に基づく特異な物性を発現するため、その機能開拓が精力的に行われてきた。研究代表者は、剛直な三座配位子である1,8,13-トリカルボキシトリプチセンと酢酸マンガン四水和物の錯形成により、21核マンガン酸化物クラスターが選択的に得られることを見いだしている。このマンガン酸化物クラスターは優れた光熱変換特性を示し、かつ選択的な配位子交換反応によるポスト官能基化が可能である。本研究では、光熱変換特性を示す21核マンガン酸化物クラスターと柔軟なポリマーを融合させることで、機能性ハイブリッドソフトマテリアルを創製する。
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