研究課題
特別研究員奨励費
職場において労働者の安全衛生や健康の確保が十分に行われない現状やこの分野における規制・監督が不十分である点に着目し、労働者の安全衛生や健康よりも経営側の事情が優先されるような雇用関係が職場において成立・継続する要因や構造について説明し得る理論の構築とその検証を行う。具体的には、戦後日本の労働者保護政策の成立過程や規制を免れてきた領域に係る歴史分析を通じて一定の理論(モデル)を構築し、関連の公表統計の計量的な二次分析や企業ヒアリングを通じた検証を行う。