研究課題
特別研究員奨励費
染色体は遺伝子の保持、伝達を担う重要な構造として知られているが、DNA分子鎖によって複雑に折り畳まれたこの3次元構造は、いまだに謎めいている。本研究では、3次元原子間力顕微鏡(3D-AFM)をベースに、染色体内部を液中・非染色・ナノレベルで観察できる計測技術を開発する。さらに、ヒトの染色体をナノレベルで可視化することで、染色体異常に由来するがん、白血病、不妊症などの各種疾患の起源解明に貢献できることを実証する。