研究課題
特別研究員奨励費
本研究の目標は、調和解析での現象と偏微分方程式論での現象の関連性をより深く理解し、両者をさらに発展させることである。本研究で、特に取り扱う対象は、フーリエ変換における不確定性原理である。特に、Paneah-Logvinenko-Seredaの不確定性原理は、摩擦を持つ波を記述する方程式のエネルギーが減衰するための条件を調べるのに有用であることが知られている。この計画では、この不確定性原理をより精密なものにし、偏微分方程式論の新たな知見を生み出すことを目指す。