研究課題
特別研究員奨励費
胆道閉鎖症 (BA) は新生児や乳児で生じる原因不明の疾患で、肝臓から十二指腸をつなぐ胆管が閉塞する。葛西術と呼ばれる手術による治療が行われるが、術後に約半数の患者が肝不全となる。本研究では葛西術後に肝移植を受けた患者の肝臓組織に対して、1細胞レベルでの遺伝子発現解析を行うことで、免疫細胞だけでなく、肝臓を構成する細胞の遺伝子発現の特徴を明らかにする。それにより葛西術後の肝臓局所における免疫応答を解明し、BAの新規治療法開発へとつなげる。