対称積共形場理論を通じたAdS/CFT対応の解明

• 研究課題/領域番号: 24KJ1374
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 津田 崇史 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円); 2025年度: 800千円 (直接経費: 800千円); 2024年度: 800千円 (直接経費: 800千円)

研究開始時の研究の概要

現代の物理学において、量子論と重力理論の統一・定式化は重要な目標の1つである。この指針として有名なものとして、AdS/CFT対応と呼ばれる、d+1次元の負の定曲率の時空(Anti de-Sitter時空)における量子重力理論と、その境界に住むd次元のスケール不変な場の量子論である共形場理論(Conformal Field Theory)との等価性がある。本研究では、対称積共形場理論(Symmetric Product CFT)と呼ばれるクラスのCFTに着目し、d=2の場合の調査を行う。このCFTは、適切な操作のもとでAdS重力双対を持つCFTへ格上げできると期待されている。