霊長類モデルを用いた成人T細胞白血病の新規発症制御・予防法の開発

• 研究課題/領域番号: 24KJ1432
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 林 咲良 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円); 2025年度: 800千円 (直接経費: 800千円); 2024年度: 800千円 (直接経費: 800千円)

研究開始時の研究の概要

インテグラーゼ阻害薬(INSTI)は抗HIV薬の一種であり、HIVプロウイルスDNAの宿主細胞ゲノムへの組み込みを阻害する。近年INSTIがHTLV-1に対しても同様の感染阻害効果を示すことが報告されている。HTLV-1にはサルT細胞白血病ウイルス１型(STLV-1)という近縁ウイルスが存在し、ニホンザルはSTLV-1の自然宿主である。自身の所属する研究室では、STLV-1自然感染ニホンザルに関する研究を長年行っており、感染個体の利用が可能である。したがって、私はSTLV-1自然感染ニホンザルへのINSTI有効性検証を通して、HTLV-1キャリア体内における細胞間感染制御法の開発を目指す。