研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、「超高分離測定」と「超高速測定」の両立を目指したプロテオーム解析手法の開発を行い、1 時間未満という短時間にて、これまで検出・同定が困難であったタンパク質を解析することである。現在までに 17,717 のタンパク質同定数を報告している論文では、総測定数は 2000 超であり、総測定時間は優に 1 年を超える。本提案する手法では、約10,000 のタンパク質同定数を総測定時間約 1 時間で達成可能と見込まれることから、解析深度を保ちつつ、年スケールから分スケールの時間に測定時間を短縮することが期待できる。
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