研究課題
特別研究員奨励費
加速する気候変動に対抗するため,排出される二酸化炭素の再資源化が求められている.そこで,不均一系光触媒を用いた二酸化炭素変換に注目した.本研究では,(I)可視光により,(II)水を電子源として,(III)高い選択率で二酸化炭素を還元する,という3つの要素を人工光合成と定義づける.また,これら3つの要素を達成しうる戦略として,植物の多段階励起機構を模倣したZ-スキームを登用する.植物の太陽光変換効率(1%未満~2%程度)以上の値である太陽光変換効率3%を本光触媒系での目標とする.