研究課題
特別研究員奨励費
本研究では、国債を財源に財政維持可能な成長促進政策が実行可能かどうかを明らかにする。我が国においては政府債務が蓄積していく中、低成長に苦しんでいる。現状、政府は増税や補助金の削減等で財政健全化を取る方向である。一方このような緊縮政策は成長を阻害する場合がある。ただし、もし経済成長率が国債の増加率(国債利子率)を上回れば、長期的に財政支出をしながら、GDP比の政府債務は安定する可能性がある。本研究ではそのような均衡の存在とそのような均衡がどのような条件で存在するのかを明らかにする。