研究課題
特別研究員奨励費
重要な他者との情緒的な絆である「アタッチメント」は,自分は何者かという感覚である「アイデンティティ」の形成における基盤となると理論的に考えられている。しかし,アイデンティティ発達を支援するうえでのアタッチメント関係の重要性を示すための実証的な知見が不足している。本研究では,面接調査を用いて,アタッチメントがどのような場面においてアイデンティティ形成と関連するのかについて検討する。続いて,縦断研究を通して,実際にアタッチメントがアイデンティティ発達の先行要因であるのかについて検討を行う。