研究課題
特別研究員奨励費
現在、三次元的な細胞間ネットワークの個々の細胞の活性には場所とタイミングのパターンがあり、その時空間パターンの違いで記憶や睡眠等の生命機能が変化する可能性が示されている。この時空間パターンの変化から生命機能が生じる過程を解析するためには、三次元空間の各細胞の活動の空間情報を細胞分解能で、時間情報をリアルタイム性のある時間分解能で計測する必要がある。本研究では三次元的な細胞間ネットワーク動態計測のため、カメラ撮影速度のまま三次元計測可能なライトフィールド顕微鏡の Z 軸分解能の問題を解決し、線虫の温度記憶を担う神経活性化の時空間パターンの解析へ応用することで技術の有用性を検証する。