光による気孔開口の駆動力を形成する細胞膜H+-ATPaseの活性制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24KJ1748
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分44030:植物分子および生理科学関連
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 冨士 彩紗 山口大学, 大学院創成科学研究科, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円); 2025年度: 600千円 (直接経費: 600千円); 2024年度: 900千円 (直接経費: 900千円)

研究開始時の研究の概要

植物の表皮に存在する気孔は、一対の孔辺細胞から構成され、光に応答して開口する。光による気孔開口には、光合成を誘導する強い赤色光に依存した反応と、シグナルとして作用する微弱な青色光に依存した反応の2つが存在する。光合成と青色光による反応には細胞膜H+-ATPaseが共通して関与し、気孔開口の駆動力を形成する。しかしながら、青色光や赤色光に応答したH+-ATPaseの活性制御機構は依然として不明である。本研究では細胞膜H+-ATPaseのリン酸化制御を担う因子を同定し、青色光と赤色光による気孔開口の分子機構解明を目指す。