ブレブ形成過程における細胞質の区画化の分子メカニズム解明

• 研究課題/領域番号: 24KJ1767
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分44010:細胞生物学関連
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 藤井 悠貴 九州大学, システム生命科学府, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円); 2025年度: 800千円 (直接経費: 800千円); 2024年度: 700千円 (直接経費: 700千円)

研究開始時の研究の概要

がん細胞はブレブと呼ばれる細胞膜の突出構造を形成し、細胞外基質の隙間を潜り抜けるように細胞を変形させながら移動し他の組織へ浸潤する。ブレブの拡大及び高い変形能を支える分子基盤として、近年、ブレブ内部の細胞質の流動性は高く、細胞質のタンパク質組成も他の領域とは異なることが明らかになった。本研究では、申請者がこれまでの研究でブレブの拡大に必要な分子として見出した、CaMKIIを介した細胞質の区画化と流動性制御を担う分子機構並びに細胞運動における役割を明らかにする。