研究課題
特別研究員奨励費
熱硬化性高分子による接着技術は、小さくて軽い素材の複合を実現させるため、産業分野のあらゆる材料設計に寄与する重要な技術である。しかし、現在の接着技術は経験的な技術に基づいて開発されており、接合の主要技術として固定化されるにはその強度や耐久性を保証するための学術的知見が不足しているのが現状である。そこで、本研究は接着界面における接着の発現過程・形成されたネットワークの凝集状態・破壊および劣化挙動までを包括的に理解し、産業的な実用化に向けて不足している分子論的な知見の確立を目指す。