先端ESR法を用いた酵素の構造ゆらぎ-活性-安定性の三者相関解明

• 研究課題/領域番号: 24KJ1837
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分38030:応用生物化学関連
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 矢垰 紅音 鹿児島大学, 連合農学研究科, 特別研究員(DC2)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円); 2025年度: 900千円 (直接経費: 900千円); 2024年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)

研究開始時の研究の概要

これまで「活性の大きさ(構造ゆらぎが大きい)と安定性(構造ゆらぎが小さい)はトレードオフの関係にある」という概念に基づき、低温適応酵素は低温で活性を保持できることは魅力的だが安定性が低いためにその産業利用は難航してきた。しかし我々はこの概念に疑問を呈する高安定な低温適応酵素を発見した。そこで本研究では、好冷菌、中温菌、好熱菌由来酵素について、未だ不明瞭である『構造ゆらぎ-酵素活性-安定性の三者相関』というタンパク質科学における重要な命題の解明に挑戦し、酵素の産業利用への新たな知見の提供を目指す。