OPG (Osmoregulated Periplasmic Glucans)は、Xanthomonas属をはじめとする世界的に名高い植物病原菌の多くが、共通してその病原性に利用する糖鎖である。一方でOPGは病原菌の生存自体に必須ではない。この性質は、OPG合成酵素ファミリーの阻害剤が「薬剤耐性菌問題を克服する農薬」となる可能性を示唆する。したがって本研究では研究代表者が先駆的に同定したOPG合成酵素ファミリーの詳細な機能構造解析を行い、その情報を利用した構造ベース創薬により上記の新規農薬の創成を目指す。
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