質的研究法のひとつであるTEA(複線径路等至性アプローチ, Trajectory Equifinality Approach)を用いて、軽度知的障害がある生徒の現場実習を通した進路決定までのプロセスを明らかにする。その進路決定までのプロセスについて特別支援学校に勤務する進路指導主事9±2人を対象にインタビューを行い、軽度知的障害がある生徒のキャリア教育の実践における具体的なあり方を検討する。これにより、キャリア発達を支援する教師や保護者等の関わり、現場実習の活用の効果的なタイミングなどの具体的な指導・支援方法を示すことができると考える。
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