本研究は、耐熱性DNAメチル化酵素M.ApeKIの耐熱性および配列認識の特性を評価し、自然界には存在しない新しいDNAメチル化酵素を創造することを行う。 ドライ解析および示差走査熱量測定により、M.ApeKIにおける熱安定性に関与するアミノ酸残基の知見を得る。その後、アライメント解析により推測した配列認識に関与するアミノ酸残基の変異体を作製し、配列認識の変化を調査する。最終的には熱安定性を保ったまま、意図した配列認識へと改変し、新しい酵素の創造を試みる。さらに、創造した酵素とdead CRISPR associated protein 9との複合体を構築し、エピゲノム編集技術への応用を目指す。
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