本研究の目的は、英語の移動動詞goとcomeを用いた表現類の関係性を共時・通時の両観点から明らかにすることである。具体的には、goとcomeの直後に異なる動詞が生起する表現 (Let’s go get some fresh air/ He wants to come say hi) を中心に取り上げ、現代英語におけるこれらの表現の拡がりと類似表現との関係性を構文文法という理論的観点から体系化し、コーパス調査やインフォーマント調査を通してその存在を実証的に検証する。さらに、これらの表現の成立過程や現在進行中の変化を歴史的に分析する。
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