研究課題
特別研究員奨励費
本研究では、東アフリカ・ケニア共和国の首都ナイロビで展開される「スラムツーリズム」を研究対象とし、観光地域に暮らす住民であり、観光現場の労働者でもあるツアーガイドに焦点を当てる。彼らの観光経験を含む生活上の経験を人類学的に検討し、生活世界の観光化がいかにして築かれるのかを、「ローカル」の論理に従って明らかにすることを試みる。本研究では、理論研究と実証研究に従事し、地域社会と観光の課題や可能性を多角的に検討する。