極限環境に生きる植物のエコゲノミクス：硫気孔原適応遺伝子の網羅的探索

• 研究課題/領域番号: 24KJ2196
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 長澤 耕樹 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源研究センター, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-23 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)

研究開始時の研究の概要

本研究では植物の生育環境の中でも一際特殊な，強酸性かつ硫化水素が充満する地獄のような環境に着目する．この環境は硫気孔原と呼ばれ，硫化ガスが噴出する噴気孔周辺の荒野を指す．この周辺では硫化ガスによる植物体地上部へのストレスのほか，強酸性土壌に金する様々なストレスが植物の生育を阻害する．そのため，硫気孔原にはこの過酷な環境に適応を遂げた一部の植物しか生育することができない．そこで，本研究では硫気孔原に生育する複数種を対象に，環境測定・イオノミクス解析・ゲノミクス解析の複数のアプローチから，硫気孔原植物に共通する適応機構とその遺伝的基盤を特定することを目指す．