研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
UASBを代表とする嫌気性生物学的廃水処理技術は、現在の社会インフラの中でも重要な技術であり、その適用先が拡大しているが、有機物分解やメタン生成に関与する微生物の共生関係やそのメカニズムは未だに未解明でありながら、社会実装されている。本研究の目的は、これまでタイ王国の研究者と共同で開発してきた微生物共生系植種によるプロセス改善技術と申請者が独自開発した微生物種間電子伝達系を活性化する微生物保持担体技術を基盤とし、更なるメタン発酵効率の向上とこれまで分解が困難であった難分解性廃水処理技術を東南アジアの研究者と共同開発する。