研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
温暖化に伴うイネ白未熟粒の発生拡大を抑制するために、(i) 同じジャポニカ種を栽培する日本、中国、韓国における白未熟粒問題の実態調査を行うとともに、(ii) 申請者らが開発した白未熟化抑制遺伝子の様々な栽培環境下での有効性を明らかにする。加えて、(iii) 現地の栽培環境条件に適した白未熟化抑制遺伝子を現地の品種に導入し、適応技術のローカライズを図る。また、(iv) 更なる新奇白未熟化抑制遺伝子を探索・解析する。以上より、個々の白未熟化抑制遺伝子の単離から作用メカニズム解明までを迅速化・並列化することで、登熟期の更なる高温化にも対応できる国際共同研究開発基盤の確立を図ることを目的とする。