日米間における特発性多中心性キャッスルマン病の国際病理基準の確立と患者実態調査

• 研究課題/領域番号: 24KK0172
• 研究種目: 国際共同研究加速基金(海外連携研究)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 佐藤 康晴 岡山大学, 保健学域, 教授 (00579831)
• 研究分担者: 加澤 佳奈 岡山大学, 保健学域, 准教授 (10740102) ; 錦織 亜沙美 岡山大学, 保健学域, 助教 (20975362) ; 西村 碧フィリーズ 岡山大学, 保健学域, 講師 (80931568) ; 川上 純 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
• 研究期間 (年度): 2024-09-09 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円); 2028年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2025年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
• キーワード: 特発性多中心性キャッスルマン病

研究開始時の研究の概要

iMCDの病理診断の不一致が国際的に大きな問題となっている。共同研究機関の病理医と同じ標本を見ながら、どの組織項目を重視し診断しているのかという意見交換を行い、客観的な組織所見から診断基準を作成し、グローバルコンセンサスを得ることを目的とする。その際には我々ば見出した108遺伝子を用いて、分子学的な特徴にも続いた分類を行う。さらに日米間のレセプトデータを活用し、iMCD患者数や亜型の頻度、医療費・入院期間などの指標を解析することで、iMCDの亜型診断の乖離や、治療方針の差、社会背景の違いがiMCD患者に及ぼす影響を明らかにし、iMCD患者の負担軽減に今後何が必要であるかを、浮彫にする。