温暖化するパタゴニアでピオ・オンセ氷河が拡大するのはなぜか？

• 研究課題/領域番号: 24KK0192
• 研究種目: 国際共同研究加速基金(海外連携研究)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 杉山 慎 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20421951)
• 研究分担者: 漢那 直也 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (90849720) ; 波多 俊太郎 北海道大学, 低温科学研究所, アンビシャス特別助教 (50979937) ; 近藤 研 名古屋大学, 環境学研究科, 研究員(学振PD) (31006919)
• 研究期間 (年度): 2024-09-09 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円); 2026年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円); 2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
• キーワード: 氷河 / パタゴニア / チリ / 熱水掘削 / 氷河海洋相互作用

研究開始時の研究の概要

本研究では、世界的にも稀な拡大傾向にあるパタゴニアのピオ・オンセに着目し「温暖化の下でなぜこの氷河が拡大するか」という謎を解明する。氷河と海洋の観測結果を人工衛星データと共に解析し、① ピオ・オンセ氷河の変動メカニズムを解明し、② 海に流れ込む氷河の変動メカニズム、③ パタゴニアの氷河変動、④ 氷河が海洋に与える影響、を明らかにする。研究活動は、世界各地での氷河研究に実績を持つ研究代表者と若手研究者が、チリの海外共同研究者と連携して実施する。喫緊の地球環境問題を解決し、パタゴニアにおける氷河研究をリードする基盤を強化し、同分野・同地域での次世代研究者を養成することを目指す。