研究課題/領域番号 |
25220606
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川瀬 晃道 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (00296013)
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研究分担者 |
南出 泰亜 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, チームリーダー (10322687)
林 伸一郎 国立研究開発法人情報通信研究機構, テラヘルツ研究センターテラヘルツ連携研究室, 主任研究員 (70360188)
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研究期間 (年度) |
2013-05-31 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
212,550千円 (直接経費: 163,500千円、間接経費: 49,050千円)
2017年度: 38,480千円 (直接経費: 29,600千円、間接経費: 8,880千円)
2016年度: 38,740千円 (直接経費: 29,800千円、間接経費: 8,940千円)
2015年度: 44,590千円 (直接経費: 34,300千円、間接経費: 10,290千円)
2014年度: 45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2013年度: 45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
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キーワード | テラヘルツ波 / 分光 / イメージング / テラヘルツ工学 / 非線形光学 / テラヘルツ / 非線形分光 |
研究成果の概要 |
我々は、出力50kW、ダイナミックレンジ10桁という優れた性能を有する光注入型テラヘルツパラメトリック発生検出システムの開発に成功した。本研究では、この新方式の長所を活かした透過型テラヘルツ3D-CTおよび分光イメージングを実現し、製品内部の欠陥検査、厚手の郵便物内に隠された禁止薬物検出などを超高感度で実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は2003年に世界初のテラヘルツ波を用いた分光イメージングシステムの開発を報告した。その報告で用いていたTPOはダイナミックレンジが4桁以下であり、薄手の封筒越しでのみ分光イメージングによる各試薬の識別が可能であった。今回の我々の研究によって、光注入型THz波パラメトリック発生及び検出を用いたテラヘルツ分光イメージングシステムの大幅な高出力化と高感度化に成功し、TPOよりも遙かに高い100dBものダイナミックレンジを得ることができた。そのシステムを用いた分光イメージングシステムを構築し、分厚い遮蔽物越しでの試薬の識別に世界に先駆けて成功した。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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