研究課題/領域番号 |
25220706
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
吉田 滋 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (00272518)
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研究分担者 |
石原 安野 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (40568929)
間瀬 圭一 千葉大学, 大学院理学研究院, 助教 (80400810)
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研究協力者 |
Lu Lu
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研究期間 (年度) |
2013-05-31 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
209,170千円 (直接経費: 160,900千円、間接経費: 48,270千円)
2017年度: 21,710千円 (直接経費: 16,700千円、間接経費: 5,010千円)
2016年度: 46,410千円 (直接経費: 35,700千円、間接経費: 10,710千円)
2015年度: 45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2014年度: 52,000千円 (直接経費: 40,000千円、間接経費: 12,000千円)
2013年度: 43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
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キーワード | 宇宙線 / ニュートリノ / 南極 / 素粒子 / 素粒子実験 |
研究成果の概要 |
IceCube 実験観測データの高精度解析及び、新型電波検出器の埋設による観測エネルギー領域の拡張により、長年の謎である超高エネルギー宇宙線起源に関する全く新たな知見をニュートリノ観測によって得ることに成功した。さらに高エネルギー宇宙ニュートリノ信号をリアルタイムに同定し、検出情報を世界の天文観測施設にアラートとして送るシステムを開発したことで、可視光・電波・γ線による即時追尾観測が可能となった。この手法により、高エネルギーニュートリノ放射天体候補が初めて同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ニュートリノ天文学は、宇宙を観測する新たな手法として完全に定着した。ニュートリノは貫通力が極めて高く、宇宙空間を満たす放射やガスにも妨げられることなく、宇宙遠方から直進して地球にまで届くことができる。この特質により、全く新しい宇宙の描像が得られようとしている。ついにニュートリノ放射天体の同定に至った成果は、ニュートリノ観測を軸に様々な観測手段を組み合わせて得られたもので、新たな宇宙の探査方法を拓いたのみならず、報道でも大きく取り上げられるなど、宇宙をさぐる人類の挑戦という視点から多くの社会的関心を引き起こした。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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