研究課題/領域番号 |
25221202
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤原 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80242163)
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研究分担者 |
内藤 哲 北海道大学, 農学研究院, 教授 (20164105)
三輪 京子 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (50570587)
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研究期間 (年度) |
2013-05-31 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
216,710千円 (直接経費: 166,700千円、間接経費: 50,010千円)
2017年度: 37,050千円 (直接経費: 28,500千円、間接経費: 8,550千円)
2016年度: 37,050千円 (直接経費: 28,500千円、間接経費: 8,550千円)
2015年度: 40,820千円 (直接経費: 31,400千円、間接経費: 9,420千円)
2014年度: 40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
2013年度: 61,360千円 (直接経費: 47,200千円、間接経費: 14,160千円)
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キーワード | 無機栄養 / 翻訳 / uORF / 栄養感知 / 数理モデル / 実証 / 低栄養適応 / 細胞壁 / 輸送 / 制御 / モデル / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
無機栄養ホメオスタシスに必須な遺伝子を多くの元素について同定解析し、無機栄養の恒常性維持に細胞壁合成や RNA代謝、翻訳制御等の重要性を示した。リボソームRNA 複合体がAUGUAA上で細胞質の栄養濃度を感知し、この感知に伴って栄養輸送体mRNAの分解や転写制御が起こることや翻訳制御のゲノムレベルでの重要性を明らかにした。ホウ素輸送の2次元及び動的モデルを構築し実験的検証を行い、根の成長と地上部への輸送の役割分担や輸送体制御の栄養の流れを高く維持するための重要性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の17種の必須元素は、いずれも輸送や蓄積の制御を通じた恒常性が見られるが、その機構は未知の部分が多く、本研究でその一端を明らかにした。また、栄養のリボソームによる感知を初めて明らかにし、翻訳と転写が協調して起こることを示したこと、AUGUAAという最も短いORFの生物学的機能を明らかにしたこと、栄養輸送の2次元及び動的モデルを構築、一部を実証したことなどが高く評価されていると考えている。また、これらの栄養応答機構の一端は作物の栄養欠乏応答にも関与しており、作物の栄養欠乏症過剰症低減にも寄与する知見を得たと考えている。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A+
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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