研究課題/領域番号 |
25247049
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡本 博 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (40201991)
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研究分担者 |
矢田 祐之 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60573144)
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連携研究者 |
堀内 佐智雄 産業技術総合研究所, フレキシブルエレクトロニクス研究センター, チーム長 (30371074)
鹿野田 一司 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (20194946)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
35,100千円 (直接経費: 27,000千円、間接経費: 8,100千円)
2015年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2014年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2013年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
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キーワード | 光物性 / フェムト秒レーザー / 誘電体物性 / テラヘルツ分光 / 分子性固体 / テラヘルツ電磁波 / 有機強誘電体 / フェムト秒レーザー分光 |
研究成果の概要 |
分子内あるいは分子間のπ電子の移動が分極の起源である電子型有機強誘電体(TTF-CA、α-(ET)2I3、クロコン酸)を対象とし、テラヘルツ電場パルスによるサブピコ秒の強誘電分極変調に初めて成功した。また、TTF-CAの常誘電相にテラヘルツ電場を印加することにより、サブピコ秒の時間で強誘電相の約20%の巨大分極を誘起できることを明らかにした。このような高速高効率の分極応答は、電子型誘電体に特有のものであることを示した。本研究で実証したテラヘルツパルスによる分極制御法は、高速の光変調や光スイッチに応用できるものであり、今後、基礎、応用両面からの研究の進展が期待される。
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