研究課題
基盤研究(A)
特異な立体配置を有する高活性結合を持つ化合物としてビシクロ[1.1.0]ブト-1(2)-エンのケイ素類縁体を塩基配位による安定化で合成単離することに成功した。Lewis酸との反応や量子化学計算により、この分子がホモシクロプロペニリウムとアニオンを伴った双性イオン的寄与の大きい構造であることを突き止め、ビシクロ[1.1.0]ブト-1(2)-エン骨格の構造の詳細を明らかにした。関連して、反転した立体配置の単結合を持つケイ素化合物である1,3-ジシラビシクロ[1.1.0]ブタンの詳細な生成機構やカルボニル化合物の反応を明らかにした。また、新規かご状シロキサンの簡便な合成法と官能基化を開発した。
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