研究課題/領域番号 |
25251026
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 中央大学 (2017-2018) 東京大学 (2013-2016) |
研究代表者 |
平良 眞規 中央大学, 理工学部, 共同研究員 (60150083)
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研究分担者 |
高橋 秀治 広島大学, 両生類研究センター, 特任准教授 (90447318)
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研究協力者 |
三井 優輔
山元 孝佳
高田 慎治
高田 律子
水本 秀二
山田 修平
松山 誠
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2016年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2015年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2014年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2013年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | ヘパラン硫酸 / グリピカン / アフリカツメガエル / モルフォゲン / Wnt / sFRP / ペプチド増殖因子 / BMP / Nodal / パターン形成 / シグナル伝達 / 細胞外基質 / Wntリガンド |
研究成果の概要 |
Wntはモルフォゲンとして胚のパターン形成に関わるが、その分布とシグナル受容に関する制御基盤は不明な点が多い。本研究で我々は細胞表面にN-acetylあるいはN-sulfoヘパラン硫酸(HS)がクラスターを形成して独立に存在することを見出し、これらHSクラスターのコア蛋白質はglypican 4と5と同定した。Wnt8はN-sulfo HSクラスターと特異的に共局在して細胞内に取り込まれ、シグナロソームを形成してシグナル伝達に関わる。一方、Wnt結合蛋白質のFrzbとWnt8の複合体はN-acetyl HSクラスターに特異的に結合しWnt8シグナル伝達を阻害することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、細胞に位置情報を伝えるWnt8の分布と作用が、細胞膜上にドット状に存在する2種類の修飾が異なるヘパラン硫酸(HS)クラスターによって協調的に制御されることが初めて明らかになった。Wntは発生現象のみならず、幹細胞やがん化などにおいても密接に関わっている。またHSは全身の多くの細胞で普遍的に存在する糖鎖で、種々の分泌性蛋白質と結合することが知られており、創薬分野でも注目されている分子であり、2種類のHSクラスターは、創薬の標的分子になり得るものである。このように本研究で得られた知見はWntとHSとの密接な関係を理解する上での基盤となると共に、応用への活用も期待される。
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